あなたは体のどこかの毛を無くしたいと思ったことがありますか?
男性であれば、思春期頃から徐々に体毛が濃くなってしまうものです。
しかし、その濃さの違いや、生えてくる場所によってはそれが女性から敬遠されるということもあって『体毛コンプレックス』はうまれます。
『好きでここに毛を生やしているわけではない。』
何度もそう思ったという男性も多いのではないでしょうか。
脱毛や除毛というのは、数年前までは女の人のためにある言葉だったと言っても過言ではありません。
しかし今では、男性も当たり前のように脱毛・除毛をする時代となりました。
この記事では、コンプレックスとなっている体毛を自宅できれいにできる方法をお話していきます。
セルフケアの種類と注意点
男性の脱毛は当たり前になってきたことは、体毛に悩んできた私にとってもいいことなのですが、医療機関や専用サロンなどに通ってしっかりと脱毛をするという人はまだまだ少数なのではないでしょうか。
ですから、必然的に自分でやる『セルフケア』が今は多いということが言えるわけです。
しかしこのセルフケアは、注意しなければいけないことが意外と多いもの。
ここでは、知っておきたいセルフケアの種類と注意点についてお話していきます。
その1:毛抜き・カミソリ
定番中の定番はやはりこれですね。
毛抜きは最初は痛みを感じるものの、慣れてくるとあの『スルッ』と抜ける感じがクセになるという人も多く部位によっては広く使われています。
カミソリもまた、スピーディーに除毛することができ、入浴中などであれば除毛した毛の処理も簡単にできるため使用している人は多いでしょう。
T字のカミソリであれば、潤滑剤が付いてるものも多く、5枚刃というのも当たり前になっていて切れ味も抜群で、あっという間にツルツルになりますよね。
しかし、これらのアイテムの注意点は、皮膚や毛穴にかなりの負担をかけてしまうという点です。
毛抜きを使用すると、剃るよりも根元から抜けますので次に生えてくるのを遅らせることができますが、根元から抜けるということは毛穴も引っ張られていると思ってください。
ですから、毛抜きで抜くということを続けると、いつの間にか皮膚に凹凸ができてブツブツした状態になってしまうことがあります。
カミソリは抜くではなくて切るイメージです。
しかし、肌に刃が触れるため、カミソリ負けを起こしたという経験がある人も多いでしょう。
直接肌に触れながらのシェービングは、皮膚のバリアを損傷させることがあり、角質なども落としてしまうので敏感な状態になります。
ですから、シェービング後の保湿などのケアが大事です。
『剃る』ことで毛が濃くなるということを聞きますが、これは間違い。
毛を抜き取るわけではなく、途中から切るわけですから、そこには切断面がありますよね。
毛先よりも太い根元付近の断面が目立つようになるため、濃くなったと勘違いするというわけです。
毛抜きもカミソリも皮膚には負担をかけるということがご理解いただけたでしょうか?
更に、毛抜きにもカミソリにも共通して起こりうる現象があります。
それが『埋没毛』。
これは、本来外に出てくるはずの毛が毛穴から出てくることができなくなり、毛穴の中で成長してしまうという状態のことです。
これは、毛抜きで抜く際に毛が途中で切れてしまったり、繰り返しのシェービングにより角質層が厚くなって毛穴を塞いでしまうことが原因で起こります。
埋没毛が起こる原因の多くはセルフケアにあると言われているのです。
埋没毛ができてしまった場合は、基本的に『出てくるまで放置する』のが対処となりますが、皮膚内で炎症を起こし膿がたまることがありますので、埋没毛を発見してからいつまでも出てくる気配がないという時には皮膚科に相談してみると良いでしょう。
その2:除毛クリーム
専用のクリームで毛を覆い隠し、除毛する方法です。
除毛する場所にクリームを塗り10分程度待つとクリームが毛のたんぱく質に作用し、毛を溶かしますのであとはふき取るか洗い流すだけでツルツルになりますし、痛みもありません。
ドラッグストアなどでも手に入り、価格も比較的安価ですので試しやすい方法と言えるでしょう。
しかし、除毛クリームも皮膚にはかなりの負担がかかります。
刺激が強いため『敏感肌用』というものもありますが、いずれにしても少量とってパッチテストを行う必要がありますし、パッチテストで問題なかったとしても使用後に皮膚に赤みを帯びたり、痒みが生じたりということもあるのです。
除毛クリームは私も使ってみましたがツルツルにはなるものの、作用するのは体表面にある毛にのみということで、またすぐに毛は成長。
除毛直後はいいのですが、1日~2日でチクチクした感覚に襲われます。
そして、除毛クリームはものによっては使用できる部位が決められていて(腕・足用、脇・ボディー用など)基本的に顔やVIOには使用できません。
皮膚粘膜が薬剤の刺激で思わぬトラブルを起こす可能性高いからです。
さらに言えば、クリームは毛を隠すようにたっぷりと均一に塗る必要があるため、見えにくい部分を綺麗に除毛するのは結構苦労しますし、クリームでできるところを全部除毛しようとすると、大量にクリームが必要になるため実はコスパ的にはあまりよくはありません。
あくまでもお試しでやる分には、安価でツルツルになることを確認できるためオススメできるということですね。
その3:脱毛テープ
脱毛テープは、気になる部分にテープを貼り付け一気にはがして毛を抜き取るというもの。
テープならガムテープでもいいんじゃないの?という声が聞こえてきそうですが、粘着部分に違いがあり粘着部分が肌に低刺激な仕様となっています。
脱毛テープもクリームと同様にドラックストアなどでも手に入るため試しやすいですし、数十枚入りで数百円~千円程度で購入できるのでコスパ良しと言えるでしょう。
貼ってはがすだけなので自分の好きなタイミングでいつでもでき、更に所要時間も短時間で済むというメリットもあります。
そして、毛を根元から抜き取ることができるため、次に生えてくるまでの期間が長い。
1週間くらいツルツルでいられるという人もいます。
しかし、脱毛テープの最大の欠点は『痛み』です。
痛いからとゆっくりはがそうとすると、更に痛く感じたり、毛が残ったりするため覚悟を決めたら一気にはがさなければなりません。
貼る範囲が大きければ大きいほど痛いことは想像に難くはないですが、細かく何ヵ所にも分けてやるという方法もその回数分だけ痛みに耐えなければならない。
あなたはどちらを選択しますか?
そして、肌への負担も考える必要があります。
肌への刺激が少ないものになっているとはいえ、粘着性のあるものを張り付けてはがすわけですから、角質層がはがれることがあったり、皮膚が薄い部分では出血するということもあるのです。
いうまでもなく、顔やVIOには使用できないことはないですし実際にそれらの部分専用のテープが販売されていますが継続しての使用はオススメできません。
理由は単純に『デリケートな部分であるから』という一言に尽きます。
以上が簡単で、そして安価でできるセルフケアといえるでしょう。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、どれも定期的に継続したケアが必要ですから、試してみたうえで苦にならないものを選ぶことが重要です。
医療脱毛にかなうものはない
最初に言っておきますが、医療脱毛(レーザー、ニードル)にかなうものはありません。
あれはもう生えてこなくなる脱毛で、正しく施術されると半永久的な効果があります。
ただ、コスト的にもそれなりに覚悟は必要です。
そして、レーザーはヒゲなどの濃くなっている部分においてはそれなりの痛みを伴い、ニードルはその名の通り『針』を毛穴に刺して電気を流し、ムダ毛や毛乳頭を破壊することで永久的に脱毛をしてしまうというものですが…強い痛みがあります。
毛穴ひとつひとつに針を刺して施術するので、時間がかかり費用も高額ですから、おすすめはレーザーということになります。
『〇回コースで数万円』といったものもありますし、色々なキャンペーンも定期的に行われていますのでアンテナを張っておいて損はないでしょう。
激安でお試し体験ができるというものも最近は多くなってきていると感じますので、試しにやってみて効果のほどを確かめるというのもいいですね。
脱毛サロンには光を照射する脱毛などがありますが、医療脱毛のレーザーよりも弱いものであるため永久的な脱毛はできないです。
ただ、継続してやると、徐々に薄くなるということは十分に期待できるので、ツルツルまでは求めていないという人や、少し薄くなればいいという人は相談してみる価値は十分にあります。
家庭でできる最もおすすめの方法はコレ!
医療機関やサロンに通うことは恥ずかしいとか、抵抗を感じるという人は自宅でできる『家庭用脱毛器』がセルフケアの中では最もオススメ。
大きく分けて2つの種類があり脱毛サロンなどと同様に光を照射することで脱毛するというもの(フラッシュ式)と、医療脱毛のようにレーザーを照射する(レーザー式)ものがあります。
初心者でも簡単に使用できるのはフラッシュ式で、照射口が大きくなっていて一度に処理できる範囲が広く全身の気になる箇所をスピーディーに処理できるのです。
しかし、家庭用はフラッシュ式にしてもレーザー式にしても弱めにできていますから、医療機関やサロンに比べると効果を感じるまでに少し時間がかかってしまうこともあります。
コスト的には機械を購入する際に数万円かかってしまいますし、永久脱毛ではないので生えてきますが、継続して使用することで毛が細くなるということも期待できます。
ただ、コストがかかるのは機械を購入するときだけで、一度購入すれば数百万回照射が可能ですから、相当長い間使用できるのです。
フラッシュ式はあまり痛みは感じませんが、レーザー式は多少の痛みがあります。
一番の注意点は黒い部分に反応しますので、誤った使い方をすると失明の危険があったり、日焼けした肌では火傷などの危険があるということは覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
セルフケアには思ったより注意点があるということを心にとめてください。
そして医療脱毛にかなうものはなく、医療脱毛は永久脱毛が可能で、それ以外は脱毛サロンであってもまた生えてきますから、定期的で継続的なケアが必要。
継続することで、毛が細くなったりすることも期待できます。
家庭でできる最もおすすめの方法は、『家庭用脱毛器』です。
フラッシュ式とレーザー式があり、初心者でも使いやすいのがフラッシュ式ですが、効果を感じるまでは多少の時間を要すると覚えておきましょう。
この記事で、少しでもあなたの毛に対するコンプレックスが軽減されることを祈っています。
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