自動車整備士不足の背景には恵まれない環境がある。

 

自動車整備士という職業は、この世になくてはならない職業であり、必要な資格も国家資格です。

自動車業界は発展を続け、装置も電子制御化が当たり前となり、その整備には高度な知識と優れた技術力が必要であることは言うまでもありません。

 

しかし、自動車整備士の多くは肉体労働・長時間勤務・低賃金といったブラックともいえる恵まれない環境下で働いています。

その待遇の悪さが世の中に浸透してしまったせいなのか、自動車整備士は不足状態にあり、自動車整備士になりたいという人も減少し続けているのです。

 

確かに自動車整備士という職業は辛いしきつい。

 

この記事では、自動車整備士という職業はなぜ辛くきついのか、そして自動車整備士の現実についてお話していきます。

自動車整備士はなぜ辛い職業なのか?

 

自動車整備士の仕事は俗にいう3Kである。

 

仕事において『3K労働』という言葉の意味を知っているでしょうか?

3Kというのは『きつい』『汚い』『危険』という3つの言葉の頭文字をとったものでこれら3つの要素が含まれる労働の事を3K労働といいます。

 

3K労働に当てはまる職業はと言うと、一般的には建設や土木関係介護や看護関係などがあげられますが、自動車整備業界も十分すぎるほどこれに当てはまり、更に言えば『帰れない』、『給料が安い』などその他の『K』も追加されるような職業なのです。

自動車整備士のこれらの『K』について詳しく説明すると…

 

『きつい』

仕事内容は肉体労働であり、長時間労働は当たり前。

1日にやらなければならない仕事が異常なほど多く、トラックなどいわゆる働く車が相手の整備ともなると定時を過ぎてからの新規の仕事も断らず、残業してでもやることも珍しくはありません。

 

『汚い』

自動車には様々な油脂類が使われていますし、色々な部分を分解すると汚れがひどいところもたくさんあります。

長時間働くという事もあり乗用車でもかなり汚れますが、大型車(トラックなど)は特に汚れる傾向にあり、ユニフォームであるツナギに注目すると乗用車ディーラーの整備士と比べても汚れているのがわかるでしょう。

 

『危険』

これは整備士であれば、乗用車であろうがトラックであろうが農業機械であろうが航空整備士であろうが当てはまります。

自動車というものは動力となるもの(エンジンなど)が付いていますし、重量物があったり、ハイブリッド車などに関して言えば高電圧回路が組み込まれていますので感電する恐れもあるのです。

 

『帰れない』

とにかく残業が当たり前のイメージがあるでしょう。

私もそうでしたが、帰れませんし、残業が多いことに関してのきちんとした対策も会社はとろうともしませんでしたね。

 

プロフィールにも書いてますが、私は朝の5時半に退社した経験があります。その後8時にまた家を出て会社へ。

『今日は休んでもいい』、『午後から来てもいい』という言葉はなく、何事もなかったかのようにその日も残業を課せられていました。

 

私の友人も整備士がたくさんいますが、『夜中3時まで仕事していた。』とか『日付が変わるなんて普通。』とかいっていましたので、業界全体が『帰れない』傾向にあるのでしょう。

 

『給料が安い』

労働に合った給料が支払われないというのが現実。

『整備士 給料』などで検索すると有名ディーラーに勤めている人の給料明細などを公開している記事などが出てきます。

 

その手取りは10万円程度。

 

残業代に関しても、きちんと支払われていないケースもあり、私の友人は『どれだけ残業しても20時間分以上の残業代は出ない。』と言っていました。

 

今回紹介するのは以上5つですが、実はまだまだ違う『K』があります。

こんな辛い環境が当たり前の自動車整備士に『なりたい』なんて思う人はなかなかいないという事にも納得できますし、整備士が減少してしまうなんてことは現状では仕方がない事だと言えるでしょう。

自動車整備士の現実…。

 

 

自動車整備士の現実…それは特技が整備であるという事。

 

自動車整備士の多くは自動車短大や専門学校などを経て、自動車整備士の資格を取り就職します。(働きながら資格を取ることも可能。)

そして、就職先が前項で話したような劣悪な環境ともいえる職場で転職を考えた時、自動車整備士の現実に直面するのです。

 

できることは整備だから、転職先も整備業界。

 

自動車整備士が転職する場合、その多くは自動車整備業界を転々とする傾向にあり、異業種に転職するという事は稀と言ってもいいのではないでしょうか。

専門職であれば、同業界を渡り歩くということは仕方がないとも言えます。

 

しかし、近年の自動車整備士の待遇の悪さというものは広く知れ渡ってしまっていますから、その業界を渡り歩くということを考えると待っているのは疲れる未来。

そう思ってしまう人も少なくはないでしょう。

 

ただ、冒頭でもお話した通り、整備士は不足している状況にあります。

これは、言い換えれば整備士として転職する場合は、転職先に不自由するという可能性は低く、仕事に困ることはないという事。

 

そして、不足している以上、整備士という存在は貴重な存在になりつつあると言っていいでしょう。

現段階では『給料は低く、仕事内容は辛い』整備士ですが、いつかその待遇は見直され『仕事内容は辛いけど、給料はすごくいい』と言う時代が来ることは十分考えられるのです。

まとめ

 

自動車整備士は、この世になくてはならない職業です。

しかしながら、現段階では仕事は辛く、残業も多く、給料は安いという待遇の悪さが目立ちます。

 

将来的に考えると待遇が改善される可能性は十分にあると心得てください。

そのうえで、現在整備士で待遇の悪さに困っているあなたはどうするのか。

 

待遇が改善されることを期待して業界に居続けるのか、心機一転違う業界に飛び込むのか、整備士として培った知識や技術をインターネットを使ってビジネスに変えるのか。

どれを選択するのかは他でもないあなた自身が決める事。

 

一度きりの人生ですから、どの道を選んでも幸せになれるように自分を磨いていきましょう!

 

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