あなたは日本という国で働くということに疑問を感じたことがあるだろうか?

 

『疲れた…。』という言葉を何気なく使っている人は多いでしょう。

できる限り少ない休みで働くことが当たり前のようなこの国では、疲れることの原因は仕事にあるという事が言えます。

 

休みがとりづらい社会残業が当たり前で定時で帰ることに慣れていないので、早く帰る事に罪悪感に似た感情が生まれる労働環境企業に比べてまだまだ弱い労働者。

日本という国のサラリーマンには、疲れが溜まる要素が揃いすぎているのです。

 

何気なく発している『疲れた…。』は実はあなたの体が出しているサインだということに気付いているでしょうか?

 

この記事では、日本の社会で働くサラリーマンの疲れる理由についてお話していきます。

日本は疲れる国なのか?日本社会にサラリーマンが疲れてしまう理由に迫る!

 

仕事に疲れ、日本という国に疲れてしまっているサラリーマンは多い。

 

当たり前のように疲れを身にまとい、毎日通勤しているサラリーマンは、その疲れの根本がどこにあるのかを考える余裕すらなくなっているでしょう。

それは言ってしまえば、サラリーマンになる前の日本の教育にまで遡らなければなりません。

 

疲れの原因一つ目は、就活に向けてガチガチに教育され、就職しても使わなければならない『マナー』というスキルです。

 

私たちは、当たり前にそれに沿って生きてきましたが、今振り返ると窮屈なことが多かったと気付くはず。

なぜ皆就活ではスーツを着用するのですか?なぜ皆黒髪でなければならないのですか?なぜ面接にマナーなんてものが存在するのですか?

 

日本の面接は海外から見ても異常なようで、面接部屋に入室する際のノックの回数や、お辞儀の角度鞄を置く位置服装・髪型話し方などなど仕事に就く前から非常に疲れるのです。

日本の企業は何を評価しようとしているのか…仕事に繋がる『能力』の部分はこんな無意味なマナーからは評価できないと言えるでしょう。

 

皆が皆同じような服装で、同じような仕草や立ち振る舞いをして、同じような内容の事を話すわけであり、ほとんどの人が面接用の自分に変身しているという状態…これで優秀な人材、有望な人材をどうやって見分けるのでしょうか?

無礼な事がなければ、こんな行き過ぎたマナーなどいらないというのが私の意見ですが、日本国でそれは通用しない。

 

こういった『マナー』というものをしっかりと身に付け、就職後もありとあらゆるビジネスシーンでそれを使わなければならないのです。

疲れるのはもはや必然と言えますよね。

 

そして、サラリーマンが疲れている理由のもう一つは『労働環境』でしょう。

 

やはり、良くはなってきてるとはいえ、日本人はまだまだ働きすぎと言えます。

『残業してでも終わらせないと…。』とか『休日出勤しなきゃ…。』なんて考えは今でも珍しくないわけですが、そもそもそこからテコ入れが必要だと気付くべきなのです。

 

残業や休日出勤をしないとこなせないほどの仕事量を抱えてしまっているというのは、ほとんどの場合は労働者側ではなく、会社に問題があります。

顧客の言いなりになっていたり利益優先の考え方があるため無理な仕事内容でも異常な仕事量になっていても、仕事を断ることができなかったり断ってはいけないという悪しき労働環境が往々にしてみられるのが現実です。

 

高度経済成長期のように、少しくらい労働環境が悪くても会社という組織を信じてできる限り働くという時代は過ぎ去りました。

働けば働くだけ業績も上がるなどという事はなくなり、バブル崩壊後は年功序列制度というシステムが変化を迎え、多くの企業が成果を重視するいわゆる『成果主義』という考えを取り入れたものの、なかなか成果に繋げることができず…その結果残業が多くなってしまったり、成果を出したいがために、より多くの仕事を抱えるという事に繋がってしまっているのです。

 

そして、残業してまでも働くことが評価される傾向にあるという会社側の考え方も問題であり、それは異常であるという考え方を持たなければなりません。

欧米では、『残業が多いのは悪いこと・能力が低い人がそうなる』と捉えられることもあるようですが、日本でも『残業は能力のない人がすること』という考え方が広まれば、長時間労働は減るでしょうね。

 

日本という国は、実は労働に関する制度についてまだまだ改善の余地をたくさん残しているという状態であるため、今はまだ時代に合った労働環境も整いにくいと言えるでしょう。

それゆえに、労働者は日々疲れを増し、疲れを溜め、疲れることが当たり前になってしまっているのではないでしょうか。

本当に日本は疲れる国なのか?外国の労働環境を知ろう!

 

日本は労働時間が長く、生産性が低く、有給消化率も悪い。

 

さて、日本で働くあなたは外国の労働環境はどのようになっているかを知っているでしょうか?

ここでは、日本人からすると羨ましく感じてしまうかもしれない、いくつかの国の労働事情を紹介します。

 

フランス

フランスは一週間の労働時間が35時間と決められているそうです。

日本はというと労働基準法で週40時間ときめられていますから、5時間も少ないうえに、一般社員であれば残業も少なく17時には帰宅するのが普通ですが、マネージャーや管理職は成果を出すことが求められ、本人たちもそれを自覚していますから、残業という認識は薄いものの残業することも多い。

 

驚くべきは休暇の部分ですがフランスにはバカンスの習慣があり、一般的な夏休みというのは8月の一か月間を指します。

そんな休み方をしていても生産性では日本より上位に付けているのです。

 

2017年度の労働生産性の順位では日本が21位のところフランスは8位という結果に。

労働時間も少なく、長期休暇もとっているのに生産性は高いというのは、素晴らしいと言えるのではないでしょうか。

 

ドイツ

ドイツの労働時間は1日8時間までで、最長で10時間が限度とされています。

6ヶ月平均で1日平均8時間を超えてしまうことは違反とされ、10時間労働をした場合には必ず6時間労働の日があるのです。

 

企業の労働環境については労働安全局が細目に調査をしており、もしも違反があった場合、経営者は最高で禁固1年または最高200万円相当の罰金刑になることも。

2017年の「労働者1人あたりの平均年間労働時間」ではドイツは1356時間となっており、これは世界でナンバーワンの短さです。

 

ちなみに日本はと言うと、1710時間でドイツよりも354時間も長く働いているんですね。

これは一日8時間労働として、およそ44日分多く働いているという事になります。

 

そして労働生産性はと言うと、日本が21位のところドイツは13位

年間の働く時間にこれだけ差があっても、生産性がいいという事は、仕事の効率がとても良いという事が言えるでしょう。

 

休暇に関しても、ドイツは法律で年間24日以上の有給休暇が義務付けられていて、ほとんどの会社が30日としていますが、日本では20日となっています。

しかし大きな違いは日数ではなく、有給消化率で、ドイツのほぼ100%に対し、日本は50%で世界ワースト1位となっているのです。

 

アメリカ

言うまでもなく世界最大の経済大国アメリカ。

労働時間はと言うと、一日の規制というものは無く、『週で40時間を超えてはならない』というのがありますが、『この時間を超える労働に対して、通常の賃金の1.5倍以上の率で賃金を支払われる場合はこの限りではない』とあり、賃金面で企業側に負担をかけて労働時間の短縮を図っているという事が言えます。

 

平均年間労働時間は1780時間と日本を少し上回ってはいますが、労働生産性はアメリカは3位で、有給取得率も71%となっているのです。

仕事の効率が非常にいいと言える国であり、効率に反するものがあるならばそれらを排除して、労働者が仕事に集中できる環境づくりをするということが当たり前に行われています。

 

まだまだ紹介したい国はあるのですが、是非あなた自身で調べてみてください。

日本よりも労働環境が悪い国ももちろんありますが、日本は先進国であり、生産性を見ると先進7か国の中では最下位を取り続けています。

 

やはり、成果や効率が重視されるようになってきた現代では、日本という国の労働環境は今までと違うものにならなければ、労働者の慢性的な疲れも取れず、生産性も上がらず、将来的に先進国では取り残されてしまうのかもしれません。

まとめ

いかがでしたか?

日本人は勤勉で真面目で、非常に技術を持っている国民です。

 

その国民性ゆえに、長時間労働や少ない休みでも『とにかく働く』ということが、当たり前になっているとも言えるでしょう。

しかし、これからは『とにかく働く』ではなく、『正しく働く』という働き方にチェンジする必要があると心得てください。

 

私の見解では日本という国は現状、まだまだ疲れる国であると言えますが、日本人は民度で言えば世界でもトップと言えるくらい高いものをもっています。

そればかりは、叩きこまれてきた『マナー』に感謝する必要があるのかもしれません。

 

日本人が日本で働くことに心から満足し、誇りを持てるような社会の仕組みができることを祈っています。