新人は仕事ができないことに負い目を感じる必要はない。

 

あなたの会社では、新人が仕事ができないことに対してどのような対処をしているでしょう?

その事実を知り『教育』がされる環境なのか、それとも『罵倒』といったパワハラ行為がされるという劣悪な環境なのか。

 

新人のあなたが仕事ができないのは当たり前であり、できないからと言ってクビになるなどあってはならないこと。

あなたが新人で会社や仕事になかなか慣れず、更には仕事が出来ないことに悩んでいるのであれば、まず悩むことをやめて、自分の職場環境は新人の自分が育つ環境になっているかを確認してみることが必要です。

 

なぜなら、会社には新入社員を育てるという責任があるから。

 

この記事では、新人が辛いと感じるタイミングや、仕事ができない場合『クビ』になってしまうのかというお話をしていきます。

 

仕事に慣れるまでに直面する壁!乗り越えるまでが辛い!

 

新人には乗り越えるべき壁があり、これが辛い。

 

新入社員として入社した時の事を覚えているでしょうか?

右も左もわからず、異様な緊張感に苦しみ、当たり前ですが指示がなければ動くことも出来ず、トイレに行くときも許可を取ってから行く。

 

私もそんな時がありました。

振り返ってみると、懐かしく感じますが、当時は何をしていいかわからない自分が『あいつ何もやってない』と思われていないかと周りの目を気にしていて、仕事が終わるころにはドッと疲れていたことを思い出します。

 

まず新人の方々に言いたいのは、あなたの事をそこまで見ている人はいない。

 

ここでは、新人がどんな時に辛い思いをするかと対処の方法の具体例を挙げていきます。

1つ目の壁→何をしていいのかわからない

多くの人がこれに直面すると言えますが、新人に与えられる仕事など多くはなく、雑用から始まるなんてことも往々にしてあることです。

しかし、これは当たり前のことで誰もが通る道であると思うようにしましょう。

 

早く仕事を覚えたい気持ちはわかりますが、教育係の先輩達も仕事を抱えていますので、合間をみて簡単なことから徐々に教えてくれるというのが自然な流れ。

とはいえ、何もしないでボーっとしているのも辛いですから、『何かできることはありますか?』とか『それは今何をしているか教えてもらえますか?』など、自分にはやる気があるという事を言動で示すことで早く仕事を任せてもらえるようになります。

 

この『何をしていいのかわからない』という状態は、入社してすぐに突入しますが、ある程度時間が経って自分がやるべき仕事の内容がわかれば自然になくなりますので、それまでは自分にできることを率先してやるようにしましょう。

2つ目の壁→人間関係

これは、誰かと仲が悪くなるとか、誰かの事が嫌いとかではなく、『馴染めない』ということです。

入社したばかりで、周囲の人と円滑なコミュニケーションをとるという事は難しく、『馴染めない』『話す相手がいない』という状態に陥ります。

 

そんな時は、無理に会話に入っていこうとせずに静かに会話を聞いて、誰がどんな性格なのかを分析するのもいいですし、仕事の話をしているのであれば、その内容はしっかり聞くことで後々自分に役立つことがあったりするものです。

『馴染めない』という状態に悩むのではなく、その状態を利用して、社内の状態を把握する、会話から自分の成長につながる部分を吸収するなど、悩むくらいなら自分を高めるための時間にしたほうがいいですよね。

 

そして、常に自分の近くに紙とペン(書けるものと書くものであれば何でもいい)を用意しておき、必要に応じてメモすることで更に情報はインプットしやすくなると言えるでしょう。

いいですか?馴染めないならその状態を利用するのです。

3つ目の壁→ミスが多い

新人であるうちは、覚えることが多く仕事をしても失敗することも多々あるもの。

それが何回か続いたりすると、『自分は仕事ができないのではないか?』とか、『この仕事は自分に向いていないのではないか?』と悩み、辛くなってきます。

 

これは仕方がない事と言えますし、私から言わせればミスしても仕方ないと言われるのはこの時期だけですから、たくさんミスをしたほうがいいです。

当然、わざとミスするのではなく『自分なりに一生懸命にやってミスしてしまった』というのがベスト。

 

この経験があなたをグンと成長させてくれる。

 

そして、大切なのはそのミスを共有するという事で、同期がいれば同期に話すのです。

ミスしたことなんて恥ずかしいし、プライドもあるから隠しておきたいと思うかもしれませんが、そんな安っぽいプライドは捨ててしまいましょう。

 

自分のミスした経験を自分の口から話すことで、あなたは今後同じミスをしなくなります。

4つ目の壁→プレッシャー

上司からの視線、先輩からの視線などに過敏に反応してしまいプレッシャーに感じているケースや、(与えられた・教えられた)『仕事をきちんとこなさなければ』というプレッシャーから辛いと感じてしまう事もあります。

視線に関しては新人であるがゆえの気のせいという場合が多く、そこまであなたの事は見ていません。(笑)

 

『仕事をきちんとこなさなければ』というのは、教える側がプレッシャーをかけている場合も多くみられるのが実情です。

そして、教育体制が整っているかどうかの判断が教える側の言葉から推察できます。

 

例えば『一回で覚えろ』とか『こんなの誰でもできる』とか『〇〇分で終わるのが普通だから』などが良くある言葉ですが、こんな教え方を先輩がしてくるのであれば、その先輩は新人の頃の自分を忘れ、今の自分の感覚で物を言っています。

こういう先輩は、一回で覚えられなかったりすると、『何回言えばわかるんだ?』とか『何回も言わせんな。』とか言ってきますが気にしないでください。

 

私から言わせれば、教育体制が整っていない状態で先輩も教えられてきたので、教え方が悪く、何回も言われないと覚えられないのです。

 

つまり、何回も言わないと覚えられない教え方をしていることに先輩が気付いていないという事が言えます。

新人というのは何も知らないし、仕事はできないし、仕事が遅いというのは当たり前の事でありそれは仕方ない事。

 

だからこそ何も知らない人に教えるというのは、難しいことだと理解する必要があり、教える側にもわかりやすく教えるという技術(教育体制・方法の改善)が求められるのです。

仕事を覚えてしまった自分を基準としてしまっているのでは、相手基準で考えられるはずもなく知らない人には難解な教え方になっていることでしょう。

 

以上4つが入社してから割と早めに直面する壁ですが、読んでいただけたならわかるかもしれませんが、ほとんどが『経験を積むこと』で解決するもので、まずは慣れるまでは辛いことも多いと理解し頑張ることが大切です。

新人で仕事ができないとクビになることもある?

 

結論から言うと仕事ができないという理由で解雇の可能性はある。

 

といっても、極めて低い確率であると言えるでしょう。

まず覚えておいてほしいことは、会社には『採用の自由』が認められているという事で、これは裏を返せば解雇することもできるという事。

 

当然、容易く解雇できるわけではなく、正当な理由が必要であると労働基準法で定められているわけです。

就業規則に解雇要件といった項目があるのであれば、確認してみてほしいのですが、よくある要件の中には『 職務の遂行に必要な能力を欠き、且つ、他の職務に配置転換させることができないと判断されるとき』といった内容のものがあります。

 

これが『仕事ができない』ということでの解雇と言えるでしょう。

 

しかし実際はと言うと、ミスを連発し仕事ができないというイメージが強くついてしまったとしても、本人が反省することができていて、改善意欲があり、努力の姿勢が見られればそうそう解雇されるなんてことはありません。

改善意欲とか努力の姿勢は、仕事ができるようになるために必要な能力と言えますから、そういう人材を解雇するという会社は稀と言えるのではないでしょうか。

 

会社にとって、新入社員の雇用というのは『投資』のようなものです。

利益第一という考え方は衰退してきたものの、利益がなければ会社は潰れますので、ただ給料をもらうのではなく、自分が採用されたという意味と何をするべきなのかという事をしっかりと考えて日々行動できる人材であってください。

まとめ

 

新人と言われる期間は、辛いことが多いものだと心得るべし!

 

仕事ができないことも仕事が遅いことも当たり前なので、できることから率先してやる姿勢を忘れないようにしましょう。

新人の時に辛いと思うことのほとんどは、経験が解決してくれます。

 

わかっていても最初は辛いですが、その時期にしか体験する事ができない貴重な経験であると思う事ができれば気持ちも軽くなるものです。

そして、仕事ができないことは仕方がない事とはいえ、解雇されてしまう事もあり得ると覚えておきましょう。

 

新人の間に直面する壁を乗り越え、自信をもって2年目を迎えられることを祈ります!