将来有望な若手社員が辞めてしまう損失はあまりにも大きい。

 

あなたの会社は毎年新入社員が入社してきますか?

私は前職時代、毎年2~3名の新入社員を迎える会社に勤めていて、新入社員の教育も行う立場でもあったため、色々なタイプの『若手』と言われる人材に関わってきました。

 

ブラック企業の括りに入ってしまうような会社ではあったものの、私が在籍していた部署(サービス)ではいわゆる『若手』というポジションの社員がすぐに辞めていくかというとそんなことはなく、寧ろ辞める事の方が稀。

今思えば、そこにはやはり理由があったのです。

 

そして辞めていく若手社員には兆候があり、若手社員が辞めてしまうという会社にも特徴がある。

 

将来の会社を支える若手社員が辞めてしまうという損失の大きさに会社側が気付いていれば、なんとか対策を…と考えるものですが、多くの会社は『辞めたら補充すればいい』というくらいに思っているでしょう。

『個の時代』が色濃くなるこれから先、『人材の定着』は最重要な企業の課題となります。

 

この記事は若手社員が辞めてしまう原因についてのお話です。

若手社員が辞める会社と辞めない会社

 

なんといっても圧倒的に多い問題は『人』に関すること。

 

若手社員が辞めていく最大の原因とも言えることは『人』に関する事、すなわち人間関係です。

他人同士が集まって会社という組織を形成している中で、全ての人といい関係が築けるかと言うとそうではないでしょう。

 

仲良くなれる人もいれば、仲良くなれない人もいるでしょうし、仲が良かったのに悪くなるという事もありますし、最初から生理的に受け付けないという人も稀にいます。

それが自分の直属の上司であったりすると大変ですし、毎日の仕事が苦痛に変わることは想像に難くありません。

 

ですから、実際に若手と言われる社員の中で『上司が嫌い』という理由で辞める人は非常に多い。

 

2017年に『マイナビ転職』が20~30代の男女にアンケートを実施した結果、19.3%の人達が上司が嫌いという理由で異動または転職という道を選んだのです。

参考:マイナビ転職「上司が嫌いで辞めたい!」実際に転職した人はXX%。退職理由にしていいの?

 

例え仕事が楽しくても、給料が良くても、労働条件が整っていたとしても直属の上司との仲がこじれている場合は、いずれ仕事が楽しくなくなり『辞めたい』という感情が現れてくることでしょう。

人が辞めていく会社というのは、上記のような状態を放っておきがちです。

 

しかし、人が辞めない会社というのは人が辞めていく原因を理解しているからこそ、それを放っておくことなく対処しているものなのです。

人が辞めない会社は…

 

・上司との関係が良好で話がしやすく相談がしやすくなんでも言い合える雰囲気がある

・会社が社員を平等に『人』として大切にし、社員がそれを実感している

 

という2大要素を持っているのです。

そして、それには会社や上司の並々ならぬ努力と会社を良いものにするという意識レベルの高さが不可欠と言っていいでしょう。

 

私の前職の話をすると、私がいたサービス部門(工場勤務)は社員同士が非常に仲が良く、人間関係が良好で上司にも気軽に意見を言えるという環境がありました。

なので、残業が多くて辛いと思う事はあっても、頑張れていたしやりがいも感じることができていたのです。

 

しかし、それも部署が事務所勤務となると状況は一変。

 

入るだけで空気の悪さを感じる雰囲気(これは常連の顧客が言っていた)と陰口が尽きない人達、性格のねじ曲がっている上司、それらを見て見ぬふりをする役員達。

事務所勤務となると、一気に退職する人が増えとことは言うまでもありません。

 

私の前職は同じ会社の中に、人が辞める会社と辞めない会社の2つが混在しているかのような状態であったと言えますね。

 

実際に私が経験してきたのでこれはハッキリと言えますが、『人』に関する問題を、会社や上司がしっかりと問題として意識することができない会社は人が辞めていきます。

当然、労働条件や待遇なども同等に大事ですし極端に悪い場合は改善が必須ですが、『人』に関する事は今後人材の定着を目指す会社では第一に取り組むべき課題であるというのが私の考えです。

辞める人が見せる兆候とは??

 

兆候はいくつもあるが、兆候が見えた時には辞めていくと思ったほうがいい。

 

若手社員に限ってではないですが、辞める前には何らかの兆候が見られるものです。

以下に兆候をいくつか挙げていきますが転職が当たり前となった現代社会においては、兆候が見えてしまった時には『この人は辞める』と思っておいたほうがいいでしょう。

 

・業務中にこそこそ電話をしている

転職エージェントと呼ばれるサービスに登録している場合など、すでに転職活動が進んでいる時には他の社員に聞かれてはまずい内容の電話をしなければならない時があります。

電話が来る度にどこか場所を変えて話をしているという場合は、退職が近づいているという一つの兆候と言っていいでしょう。

 

・有給休暇・遅刻・早退が増える

転職先候補との面接などは休日に行うという所はなかなかありませんので、有給休暇を突然取得したり、遅刻や早退が増えるという場合、転職活動をどんどん進めているという見方をしてもいいのです。

 

・ミスをしても平然としている

特に退職を考えていない場合でもこういう人は稀にいますが、仕事でミスがあっても特に落ち込むような素振りもなく悪い言い方をすれば『関心がない・どうでもいい』という感じが見受けられるという時にはもう退職を決めているという事があります。

 

・突然元気が出てきた

もう吹っ切れている状態であり、次の就職先が決まっている可能性があります。

現状からの脱却が近い将来にあり、希望に満ちた未来が待っているというウキウキした心の現れという所でしょうか。

 

・元気がない、仕事に身が入っていない

ストレスや不満がピークとなり、辞めたい気持ちが膨れ上がっている状態と言っていいでしょう。

いつ上司に退職を宣言してもおかしくないですね。

 

・不満や愚痴を言う事が増えた、または不満や愚痴を全く言わなくなった

急に不満や愚痴を言う事が増えたという場合には、会社や仕事の不満が先行し、あるはずのいいところが見えない状態になっていると言っていいでしょう。

そういう状態にある人は、転職サイトの閲覧をしたり、転職エージェントに登録したりするということを早期に行う場合があります。(私もそうでした…。笑)

 

そして、不満や愚痴を言っていたはずの人が全く言わなくなったという時には、もう会社に見切りをつけたという状態にあるという事があるのです。

 

細かい兆候まで言えばまだまだありますが、ここでは若手を見てきた中での経験と、若手以外の退職者、そして私自身にもみられた兆候と言えるものをあげました。(私自身は隠しているつもりでしたが後から言われました。)

会社は引き止めを考えるものですが、上記の中で複数の特徴がみられる場合は退職を引き止めることは困難であると私は思っていますし、実際に私が見てきた中でも退職選んだ人がほとんどです。

まとめ

 

いかがでしたか?

 

若手社員が辞めてしまうという会社は『人』に関する問題を抱えています。

人材の定着は今後会社が生き残るための大きな課題であることは言うまでもありません。

 

ですから、将来を担う若手社員が辞めていくという損失の大きさを理解しているのであれば、『人』に関する問題は早急に最優先事項として取り組む必要がある。

 

私自身は転職や退職を応援したいと考えているので、最後に言わせてもらいますが、会社は辞めたいと思った時こそ辞め時なのです。

あなたが心から会社を辞めたいと思った時、それはあなたに現れた最大の兆候であると心得てください。

 

それは新人であろうが、若手であろうが、中堅であろうが、ベテランであろうが変わりません。

 

この記事で、若手社員が辞めていくという現象に理解ができたらポチッとお願いします

 


人気ブログランキング

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村